甲斐常葉地区におけるスタンプ設置場所の下部薬局に行きました。花粉の飛散が凄いのでマスクをずっと付けていましたが、目のほうもチクチクしてきましたので、アイボンを買い、さらに大洗からの移動でたまっている疲労感を少しでも軽くしたいとドリンク剤も買って飲みました。
店員さんが「ゆるキャンのスタンプラリーですか?」とにこやかに問いかけてきましたので、そうですと応えて和綴じメモ帳を示しました。
スタンプするとともに、赤い羽根共同募金に寄付しました。それで上図のクリアファイルをいただきました。クリアファイルは2枚セットで、1枚は本栖湖と四尾連湖、もう1枚は内船駅とグビ姉の共同募金解説、の表裏デザインになっています。
下部薬局のスタンプは、斉藤恵那と志摩リンでした。従来からある薬局の認印も押しました。日付スタンプも押しましたので、いつ押したかが分かります。
車に戻り、地図を出して巡礼ルートを確認した際に、ちょっとおやつを食べようと思い、上の各務原なでしこ竹炭カステラを取り出しました。竹炭は、身延町の特産品の一つだそうです。各務原なでしこがデザインされている帯パッケージは、西嶋和紙だそうです。
開けてびっくり、戦車の車体色みたいなグレー色の、まるで台所の皿洗い用スポンジみたいな外見でした。しっかりテントとロゴが焼きつけてあります。これホンマに食えるんか?、と思いつつ、一口食べてみましたら、確かにカステラの味でした。燻し抹茶みたいな風味に包まれていて、上品な香りもほのかにただよいます。
竹炭カステラを食べた後、甲斐常葉地区を出て国道52号線の上沢交差点まで戻り、左折して南進し、少し行った所の小さな橋の手前の辻へ右折、あとは案内表示に従って宅地の中を西へ向かって緩やかな坂道を登りました。その道の終点が、上図の一宮賀茂神社でした。
この神社は、周知のようにカーテン魂さんが販売している「ゆるキャン」描き下ろしカーテンの公式イラストの背景となっています。鳥居の額が省略されている他は、全て実際の景色をそのまま採っています。本栖高校の5人かあでやかな振袖姿で初詣、という素晴らしいイメージです。したがって、この神社も「ゆるキャン」聖地の一つに含まれることになります。
カーテン魂さんの商品案内はこちら。
拝殿も、カーテンの図柄そのままの構えで林間にたたずんでいます。奥には本殿が建ちます。
社名および祭神から、京都の賀茂神社の系列社であることが分かります。下山地区の郷社、となっていますので、中世戦国期の富士川地域の中心的拠点として栄えた下山の地主神的な存在であった由緒がうかがえます。戦国期は武田氏の直轄領に含まれた河内領の筆頭の神社としての格が、一宮の冠称に示されます。
したがって、現在の身延町エリアにおける神社ではナンバー1の社格と歴史を有していることになります。近くに二宮にあたる加茂神社が鎮座していますので、あわせて下山地区の神様として祀られたことが分かります。
本殿に一礼し、お祈りしました。
拝殿前広場から鳥居および参道筋の方角を見ますと、ちようど東に向きます。下山地区の高台に鎮座していますから、眺望は御覧の通りです。真正面にみえる高い山が毛無山で、その向こう側の麓に、去年5月にキャンプ泊を楽しんだふもとっぱらキャンプ場があります。
なかなか良い雰囲気の神社でした。歴史好きとしては、こういった古社寺への参拝も楽しみの一つです。花粉に耐えつつ、記念の自撮りをやりました。ここまでやってくる、ゆるキャンファンは、余りいないでしょうね・・・。
鳥居横の参拝者駐車場に停めてあった車に戻り、一休みしました。上図の志摩リンのどら焼きをいただくことにしました。
中の包み紙をはがしたら、どら焼きのテントの焼き印も一緒にはがれてしまいました。食べてみましたが、普通のどら焼きでした。志摩リンの味がするわけは無いのです・・・。 (続く)