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マジノ女学院 ソミュアS35(マジノ戦ですっ!!版) 作ります!! その5

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 ステップ12および13では、砲塔を組み立てます。ガイドの指示通りに進めます。

 

 ステップ12で組み立てるパーツ群です。主砲と同軸機銃は、タミヤ製品ではポリキャップで繋いで連動するようになっていましたが、こちらのエレール製品では別々になっています。

 

 組み上がりました。砲身のパーツ13の砲口が無いので、ピンバイスで開口しました。

 

 今回のキットの特徴である、砲塔右前側面の様子です。内側に折れていますので、外側に出っ張っているタミヤキットの同部分とはかなり印象が異なります。ですが、戦車全体の姿のなかで見ると、思ったよりも目立たない相違点です。

 

 ステップ13に進みました。タミヤキットでは省略されているキューポラの3つの吊り下げフックがきちんとパーツ化されているのはさすがです。パーツ80ですが、ゴマ粒の大きさなので、紛失しないように気をつけました。

 

 組み上がりました。キューボラ前面の覗き窓は省略されていますが、コミック第2巻14ページ1コマ目の作中車の状態に合わせて、カバー34も閉状態にセットしますので問題はありません。

 

 こちらの砲塔もなかなか良い出来だと思います。細部のディティールはタミヤ製品のほうがはるかに上ですが、全体の輪郭とか形姿の把握に関してはエレールもなかなか頑張っているという印象を受けます。これが公式キット化されたのは、ソミュアS35の母国フランスのメーカーである事とは別に、意義のあることではないかと思います。

 

 タミヤ製品の砲塔と並べて比較してみました。サイズ的には右のエレール製品のほうが小ぶりです。砲塔の平面形も正五角形に近い感じで、造形的に洗練された趣があります。いかにもフランスらしい、と言えるかもしれません。
 最大の相違点は、やはり砲塔右前側面の形状で、タミヤ製品のほうが実車に沿った形状になっています。ですが、その出っ張りがやや誇張されているような気がします。現存車輌の当該箇所の写真を見ると、出っ張り感が余り目立たないからです。

 

 斜めから見ますと、タミヤ製品のほうが砲塔が長いのが分かります。ちょっとオーバースケール気味であるように感じられます。

 

 背面からみると、あまり差異は感じられませんが、ハッチ部分の角度がやや異なります。細部のディティールに関してはタミヤ製品のほうがずっと上です。キューポラ部分は、エレール製品のほうが角ばった輪郭を示します。

 

 斜め後ろから見ました。砲塔右前側面の形状が大きな相違点になっていますが、全体として小ぶりにまとめられたエレール製品のほうがそれらしく感じられます。
 正式な実測図面との照合のうえではタミヤ製品のほうが正しいですが、模型として見た場合、エレール製品のほうがスッキリまとまっている感があります。砲塔を車体にセットして一体として見ると、その感が強まってくるのですから不思議なものです。  (続く)    

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