大洗から水戸に移動し、予定時刻きっかりに水戸の友人U氏夫妻と合流し、駅ビル内の食事処で夕食を楽しみました。夫妻は前週に奈良へ行ってきたばかりで、その感想が興奮気味に語られました。
U氏夫妻は、もともと奈良や京都に憧れて歴史探訪や社寺巡礼にハマり、一度でいいから奈良か京都の大学で歴史を学んでみたい、と考えて京都造形芸術大学の通信教育過程をとって入学したほどに、奈良や京都へ行くのが大好きです。
笠間市出身のU氏、鉾田市出身の奥さんが、同じ趣味傾向の同好の士として京都造形芸術大学の在学中に出会って結婚するに至ったのですが、その仲立ちをしたのが私でありました。二人とは、2000年の夏に同じ芸術学科の歴史遺産実習の席で初めて顔を合わせ、課題製作のための資料検索方法を図書館で教えたのが契機となって親しくなりました。大学の図書館に目指す資料がなかったため、落胆するU氏を見かねて、私がすぐに続けて京都府立図書館と京都大学図書館へ案内し、探していた資料を見つけたのでしたが、それで親しくなったわけです。
当時の私は奈良在住で職場も奈良でしたから、奈良が大好きな二人は大喜びで何度も私の所に遊びにきました。そして奈良の古社寺および史跡文化財を請われるままに案内したりしたものです。以来、ずっと親密な交流が続いています。
思えば、私の初のガルパン巡礼の大洗行きを半ば強制的にすすめてきたのもU氏でしたから、いまの私のガルパンファンとしてのありようも、2000年夏の邂逅からの流れのうえに構築されてきた面があると思います。
そして私は早くからアニメ聖地巡礼に目覚めて最初の巡礼活動を地元奈良にて「咲saki 阿知賀編」絡みで楽しみ、それから各地へ出て行き、やがてガルパンに出会って大洗行きに熱中したわけですが、水戸在住のU氏夫妻は、それと入れ替わるようにして毎月一度の奈良への歴史探訪を繰り返していました。その行程の基本案は、すべて私の過去の歴史探訪ルートが下敷きになっていました。
なので、今回のU氏夫妻の奈良行きのコースも、私からの情報が元ネタでした。奥さんが奈良県の中世戦国期の歴史的景観を見たい、というので、それなら大和郡山市あたりの環濠集落を幾つかレンタサイクルで回るのはどうか、とコース案を三つほど提案したのでしたが、大いに関心を持った夫妻は、三泊四日の日程で三つのコース案を全て回ってしまったのでした。あの長い距離を全部行ったのか、と驚き呆れましたが、全部行ったのであれば、歴史散策としては最高に楽しかった筈です。二人が交互に興奮気味に話してきた内容の全てが、私には懐かしさをともなって迫ってまいりました。
なので、今回の夕食では、ずっと聞き役に徹していました。
その夜は、水戸内原のU氏宅に泊めていただきましたが、話し足りない二人の奈良土産話を、お酒を傾けつつずっと拝聴する形になったのは、言うまでもありませんでした。
翌朝は、水戸駅近くの職場へ出勤するU氏に同道して水戸駅まで送って貰いました。来月は京都で会おう、と約して手を振り合って別れました。
水戸駅から、8時10分発の特急ひたち4号に乗りました。
上野駅で山手線に乗り換え、上図の秋葉原に着いたのは9時40分でした。ラジオ会館の前で、ガルパン仲間のOさんと合流しました。鳥取倉吉で同道して以来、二年ぶりの再会でした。
Oさんとは、かねて連絡をとり、大洗行きの帰りに秋葉原に立ち寄るので、ショップ巡りでも楽しみましょう、と提案してあったので、その通りになりました。まずは上図の秋葉原アトレ3階の「ゆるキャン△」キャラポップストアへ行きました。
「ゆるキャン△」のキャラポップストアは、今年2019年の2月から初めて各地に展開されることになっていて、その最初の設置場所が秋葉原だったのでした。以降は大阪や福岡でも展開されるので、大阪でも行けるわけですが、「ゆるキャン△」ファンの一人としては、どうしても気になります。秋葉原のスタートショップも見ておきたい、と考えた次第です。
「ゆるキャン△」キャラポップストアの公式案内はこちら。
Oさんも「ゆるキャン△」は御存知でしたが、私ほどにハマっているわけではないので、淡々と見ているといった風でした。ただ、登山が趣味なので、共通性のあるキャンプギア類には興味を持ったようです。
私自身は、折角来たのだから何か適当なグッズを記念に買う積りでしたが、上図のように大半の品はり切れていました。2018年からのアニメ人気ランキングの上位を独走し続けるヒット作品ですから、関連グッズの需要も大きいのでしょう。
とりあえず撮影をやっておくホシノ。 (Oさん撮影)
ガルパン公式のバンダイは初期の頃はグッズ展開に消極的でしたが、ゆるキャン△公式のフリューは初期から積極的に攻めていて、テレビ放送期間中に早くも公式グッズをリリースしていました。それで、放送後一年にもなっていないのに、キャラポップストアを展開出来るだけの関連グッズ類が出ているわけです。この差は何によるものかが、興味深いです。
おそらく、ゆるキャン△の場合はテレビ放送直前から地元山梨県の公益団体や各自治体が積極的にネット上でもアピールして支援していたことが大きかったのだろうと思います。
今では各自治体だけでなく、地場産業系のメーカーも参入して、地域限定のグッズが多数登場していますが、その幾つかは地元の伝統的産物のノウハウを生かしているところもあり、グッズ類の生産基盤からして多彩です。こうした状況は、かなり興味深いものがあります。
欲しかった品が売り切れなのを見て、「まあ、大阪でもやるので、その時に買いますわ」と言うホシノ。 (Oさん撮影)
このタペストリーが欲しかったのですが・・・。これは聖地身延のセルバでも売っていなかった品です。
こちらのステッカー類は、聖地身延のセルバでも販売されていましたが、私自身はステッカーを買っても貼るところがありません・・・。
キャラパネルもありました。各務原なでしこ、志摩リンの人気コンビです。これめちゃくちゃ欲しいですね・・・。ショップの販促用備品ですから、ショップが終わったら処分されてしまうのでしょうか・・・・。なんか勿体無い、聖地身延のどこかに譲渡されて展示してもらえばいいな、と思いました。
とりあえず、このキャラパネル2枚を背景にして撮っていただきました。 (Oさん撮影)
この時の経緯は、Oさんのブログでも簡潔に綴られています。こちらです。 (続く)