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知波単学園 九七式中戦車(西絹代車) 作ります!! その6

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 ステップ15では、背面部分の各部品を組み立てます。

 

 各部品のパーツ群です。ランプ関係はクリアパーツになっています。

 

 ガイドの指示通りに全て組み付けました。背面の雑具箱は、劇中車における旧車台と新車台の識別ポイントの一つです。

 

 ステップ16では、背面雑具箱にワイヤーを取り付けます。私の製作においては塗装後に取り付けます。
 ステップ17から20までは砲身部分の組み立てです。細かくパーツ割りされているので、順に少しずつ組み付けていく形です。

 

 ステップ16で背面雑具箱に取り付けるワイヤー、および留め棒です。いずれも塗装後に取り付けます。今回の車輌は車体に三色迷彩を施しますが、、細かいパーツ類があると筆塗りでもエアブラシでもうまく線や面がひけません。それで、細かい外付けのパーツは極力別に塗って後で取り付けるようにします。

 

  なので、このワイヤーについても、仮組みチェックだけをしました。

 

 続いて砲身部分の組み立てに移りました。まずは砲塔前面に付く防盾部分を組み上げます。

 

 組み上がりました。鋳造肌が忠実にモールドされています。劇中ではこういった鋳造肌は再現しにくいため、いわゆるアニメ画のツルツルタッチにまとまります。描画技術が進歩すれば、鋳造肌もリアルに再現されてより戦車らしさが加味されることでしょう。

 

 砲身を組み立てます。

 

 組み上がりました。パーツの細分化は、リアルさを出すのには有効ですが、反面、組み付けたパーツ全体の強度が確保しにくいです。可動部分が含まれると、余計に組み立てが難しいです。

 

 御覧のように細かくパーツ割りされているので、一つ一つ丁寧に取り付けて、慎重に組み上げます。

 

 組み立て途中の状態です。砲尾部分です。

 

 ドラゴン製品なみの細かなパーツ分けです。それでいて、ドラゴンに比べると組み立てにやや難があったりします。組み立てガイド図を見ても、取り付け位置が分かりにくい所があったりします。仮組みチェックが欠かせません。

 

 なんとか組み上がりました。精巧に出来ていて見応えがありますが、砲身部分だけでなく、車内のインテリアもフルに再現出来るほうが、この精巧な砲身部分も活きるというものでしょう。
 普通に組み立てれば、最終的には見えなくなる範囲ですので、思い切ってオミットするのも手かと思います。  (続く)

 


ボンプル高校 7TP軽戦車(単砲塔型) 作ります!! その6

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 ラストのステップ7です。排気管、ステー、予備転輪などを組み付け、最後に砲塔をセットします。予備転輪は塗装後に取り付ける予定です。

 

 パーツを全て切り出して準備しました。

 

 まずは、ステーを全て取り付けました。組み立てガイドの図では取り付け位置がいまいち分かりにくいので、資料図面などをネットで検索し、実車の写真も参考にして位置を決めました。

 

 左右フェンダー上のステーは左右対称で、位置も形も同じです。雑具箱もセットしました。

 

 続いて排気管を組みましたが、大らかな東欧キットの常で、排気口のような、開いているべき部分が開いていません。

 

 ピンバイスで開口しました。これで排気管らしくなりました。

 

 背面に取り付けました。このように排気管が上に付くのが劇中車の特徴の一つです。7TP単砲塔型の初期生産分は排気管の位置が下になっています。

 

 足回りも、塗装前の段階で付けるものは付けました。起動輪および誘導輪は仮組みのままで、いずれも回転します。このまま接着せずに置いて、塗装後の履帯装着の際にも未接着のままはめ込むだけにしようかと考えました。

 

 全て組み上がりましたが、歪みも隙間も無くカッチリと仕上がりました。けっこう良い製品だと思います。

 

 砲塔をセットしました。組み立てガイドの指示に従えば、これで完了となります。ですが、劇中車の仕様に近づけるべく、更に追加工作を試みたいと思います。  (続く)

 

メガミマガジン 2019年9月号

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 去る7月30日に発売された、メガミマガジンの2019年9月号です。「これにもガルパン最終章2話の特集記事が載ってるよ」とサークルのアニメ部会のS氏に教えられ、一週間遅れで購入してまいりました。
 驚いたのが表紙。御覧のとおり、2回戦で相まみえた隊長二人の艶やかな姿です。

 

 購入したのがツタヤ書店でしたので、購入限定特典のクリアファイルがついていました。三人とも見慣れない制服姿ですが、なにか元ネタがあるのでしょうか・・・。

 

 こちらもモデグラに負けないボリュームで知波単学園特集を組んでいます。モデグラは模型がメインでしたが、こちらはアニメ雑誌なので、アニメがメインです。けっこう劇中キャプチャー画が載っていて楽しめます。

 

 個人的にはこのトーナメント表がツボでしたね。公式のサイトでも載せられていませんから、こうして明快に掲載されているのを見るのはとても楽しいです。各校チームの情報も多かったし、対談やインタビュー記事も読みごたえ充分です。
 模型的には、モデグラにも載っていない、各チームの車輌の公式画像がなかなか興味深いです。

 アマゾンでの案内記事はこちら

 

知波単学園 九七式中戦車(西絹代車) 作ります!! その7

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 ステップ21から23まで、砲塔の組み立てになります。ガイドの指示通りに進めますが、ガルパン仕様への追加工作および修正が2ヶ所あります。

 

 ステップ21では、砲塔後部の機銃を組み付けます。

 

 組み立てに先立ち、ガルパン仕様への追加工作を行います。砲塔前面左側の赤円内の穴モールドを実際に開口します。

 

 ピンバイスで開口しました。この穴に無線のアンテナ線を通す予定です。

 

 後部の機銃を組み付けました。

 

 ステップ22では、キューボラを組み立てます。このような四面張り合わせ式のパーツは、たぶん初めてだと思います。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ23に進みました。

 

 ここでは、パーツQ33の機銃架において、ガルパン仕様への修正を施します。

 

 いったん、ガイドの指示にしたがってパーツQ33を取り付けます。

 

 それから上図のようにアームを基部でカットしました。

 

 カットした面を丁寧にヤスって整形しました。

 

 アームの向きを横に変えて再接着しました。

 

 これで、ガルパン劇中車の仕様になりました。  (続く)

 

青師団高校チームの面々と戦車

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 最終章第2話に登場した、青師団高校チームの魅力的かつ反則的な女子高生たちです。
 このキャラクター達を、どういうわけか模型サークルの諸先輩方がこぞって絶賛しています。「懐かしい感じがするねえ、子供の頃に読んだエッチマンガを思い出させる」とか話しています。永井豪の作品に親しんだ世代ならばでの言葉ですね・・・。

 

 私自身は、諸先輩方より数年ほど年下で、漫画よりはアニメの方に親しんで、「宇宙戦艦ヤマト」や「コンバトラーV」などを好んで見ていましたから、上図のエル隊長を見ていると、「グレートマジンガー」の炎ジュンを連想してしまいます。なんとなく似ているので・・・。
 ガルパンの中で見ますと、サンダースのケイに似ていますね・・・。

 

 個人的には戦車のほうにもっと興味がありますから、可能であれば適応キットを探して、買って、再現製作を楽しんでみたいです。
 上図に出ているなかではスペインオリジナルのベルデハを作ってみたいのですが、あいにくプラモデルキット自体がどこからも出ていません。ガルパン人気効果で新規開発されたらいいですね・・・。

 

 この前、モケジョさん達に誘われて模型店巡りに参加した際、大阪のブックオフにて上図のイタレリ製Ⅰ号戦車B型を見つけてゲットしました。700円と安かったのは、今までが殆ど売れないマイナーキットだったからでしょう。
 でも、これもいずれは公式キット化の流れに含まれて価格も高くなるに違いありませんね・・・。イタレリも既にガルパン公式キット化事業に参加していますから、既に出ているM4A1に続いて、いずれはP40やこのⅠ号戦車B型も加えるでしょう。

 

知波単学園 九七式中戦車(西絹代車) 作ります!! その8

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 ステップ24で、鉢巻型アンテナを取り付けます。ステップ25で砲塔をセットし、車体前面のライトを取り付けて完成です。これに、ガルパン仕様への追加工作が2つ加わります。

 

 鉢巻型アンテナのパーツは一体成型です。丁寧に扱って破損しないように注意しました。また、不要パーツのクリアパーツの中に、劇中車で見られた信号灯のパーツH9が含まれていますので、それも準備しました。

 

 取り付けました。信号灯は、必要に応じて台に差し込んで使用したそうですが、ここでは西絹代車の特徴として固定することにしました。

 

 ライトのパーツです。レンズパーツは塗装後に取り付ける予定です。

 

 取り付けました。

 

 続いて、ガルパン仕様への追加工作に移りました。一つ目は、縄掛けフックの再現です。使用するのは、不要パーツの一つ、A1のハンドルです。

 

 これを、御覧のように半分にカットしました。L字形のパーツが2つ出来上がりました。

 

 左側フェンダー後端の、御覧の位置に鉛筆で目安の線を引き、劇中車に見られる縄掛け用のフックの位置を定めておきました。

 

 カットした二つのL字パーツを、上図のように取り付けて、劇中車に見られる縄掛け用のフックを再現しました。これは左側のみに有って幹側には無いので、再現工作はこれで完了です。

 

 ガルパン仕様への追加工作の二つ目は、鉢巻アンテナから砲塔内無線機に繋がる導線の再現です。以前に100円均一ショップで調達した、工作用の銅線を使用します。

 

 片方の先端をこのように曲げて、鉢巻アンテナの上端に引っかけて巻きます。

 

 こんな感じに巻き付けて、一方の端は砲塔の穴に差し込みました。

 

 以上で、追加工作は終了です。

 

 塗装前の組み立てが終わりました。このキットはこの段階で保管状態とします。次回より、比較検証の一環としての別キット組み立てに入るためです。  (続く)

 

「ガールズ&パンツァー リボンの武者」 九四式軽装甲車 鬼チーム スーパー改&無人砲塔仕様 (2台セット)

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 去る8月7日に発売された、ファインモールド発の製品、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」 九四式軽装甲車 鬼チーム スーパー改&無人砲塔仕様 (2台セット)です。
 その日は模型サークル仲間のT氏の二条の自宅での夕食会でしたので、T氏が購入してきた品のお披露目となりました。参席したのは私の他、モケジョのミカさん、マユコさん、レイコさんでした。三人ともまだ買っていないとかで、新キットの実物に興味深々でした。

 

 T氏が、車体パーツが2輌ぶん入った袋を摘み上げて、「意外に車体が小さいな・・・」と言ったとたん、モケジョ3人のそれぞれの第一声が三重奏のように放たれました。

「わー、ちっちゃーい、ちっちゃい!」
「こんなに小さいと思わなかった、ムカデさんのテケより小さい?」
「コマみたーい!」
 コマみたいって・・・・、どこが・・・?

 

 そして履帯パーツが取り上げられた時にもモケジョ3人が騒ぎました。彼女たちの一番の苦手が、この組み立て式履帯パーツです。

「わー、これ組み立て式じゃーん、ベルト式じゃないやーん!鬼じゃー!!」
「小さいから組み立てるのイライラしそう、まったく鬼じゃーん!!」
「鬼って、これチーム「鬼」の戦車やから鬼じゃ、こんなん発売するメーカーも鬼じゃー!!」

 あのですね・・・、折角新たな公式キットを出して下さったメーカーさんまで鬼呼ばわりするの、やめてもらえませんか・・・・。

 アマゾンでの案内記事はこちら。ホビーサーチでの案内記事はこちら

 

飛行場跡の1/1スケール飛行機模型を見に行きました 前編

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 去る8月2日の京都への引越しに際して、モケジョの近藤エリさんと道下ユキさんがわざわざ手伝いに来て下さいました。二人とも近所さんになるので、お昼の弁当まで用意してくれ、大変に助かりました。
 それで、何か御礼をしましょう、と申し出たところ、エリさんが満面の笑みで応じました。
「それでは明後日に加西の旧日本海軍の飛行場跡へ連れていって下さい」
「加西・・・飛行場跡、・・・・というと、鶉野のこと?」
「そうそう、それ」

 というわけで、8月4日の昼前に集まって京都を出て、山陽自動車道の淡河PAにて昼食を楽しんだ後、加古川北インターで降りて加西市鶉野町へ行き、上図の飛行場跡資料館前の駐車場に入りました。

 

 旧海軍の鶉野飛行場跡の滑走路の北側に、今年新たに出来た格納庫風の展示資料館です。春にガルパンの製作関係者たちも訪れたそうです。
 鶉野飛行場資料館の公式サイトはこちら

 

 資料館の南には、約1200メートルの滑走路跡がほぼ往時の姿をしのばせる状態で残されています。将来的には歴史公園区域として整備される計画があると聞いています。

 

 展示資料館内には、1/1スケールの紫電改の模型がおさまっています。

 

 資料館の建物内部は、かつて飛行機を組み立てていた工場の現存建物の構造をそのまま模しているそうです。

 

 かつての組み立て工場に掲げられていた、機銃の名札であるそうです。

 

 1/1スケールの紫電改の模型です。エリさんとユキさんのお目当てはこれでした。

 

 模型といっても、ほとんど本物と変わりません。今年出来上がったばかりの新品なので、製造直後の飛行機の雰囲気があるていど分かります。

 

 紫電改の車輪です。これは本物だそうです。

 

 太平洋戦争中に日本海軍が実戦配備した戦闘機としては、最強であったとされています。ユキさんが「零戦より強かったんですかー」としきりに感心していました。エリさんは「ドイツの戦車に例えると、ティーガーⅡみたいなものですか?」と聞いてきました。
 まあ、そんなものですね、もっと数が揃っていれば、負けることはなかったでしょう、と答えておきました。

 

 資料館内には上に登る見学通路が設けられていて、紫電改を上からも見られます。周囲の見学者と比べれば、機体の大きさが分かります。

 

 機体の横にある机みたいなものは、整備用の作業台です。この紫電改と共に復元製作されたものだそうです。台車が付いていて、階段が設けられています。これでエンジンや機銃など、機体のあらゆる所に手が届いてメンテナンス作業が出来るわけです。  (続く)

 


久し振りにガルパン最終章第2話を視聴しました

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 去る8月8日、京都駅南のイオンモール内の映画館「T-JOY京都」へ行き、久しぶりにガルパン最終章第2話を観てまいりました。

 

 上映前に、館内で見かけたアニメ新作の宣伝ポスターです。京都が舞台となるらしいです。

 

 キャラクターのパネルも並んでいて、宣伝に力が入っています。右側の女性二人が、けいおんの平沢唯と中野梓になんとなく似ているので、キャラクターデザインの担当者名を見たら、堀口悠紀子さんでした。

 

 さて、この日はレイトショーなので、上映は20時10分からでした。こんな時間帯に行けるのも、京都市内に引っ越してきたからですね・・・。自宅から映画館までの所要時間は約35分ぐらいでした。

 

 入場特典の暑中見舞いポストカード。この日は琵琶湖花火大会の日だったので、視聴後に模型サークル仲間やモケジョさん達と合流して騒いでおりましたが、モケジョさん達の浴衣姿がまさにこのポストカードの三人のそれとほぼ同じでありました。

 

 今回の視聴でも、確かめておきたいシーンが三つほどあり、目を凝らして見入っておりましたが、あっという間のワンシーンばかりなので、二つは確認出来ましたが、一つは分からないままでした。DVDの発売が切に待たれます・・・。

 

飛行場跡の1/1スケール飛行機模型を見に行きました 後編

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 展示資料館内の見学通路から見下ろした紫電改の1/1スケール模型です。両翼から突き出す4挺の20ミリ機銃が不気味にも感じられます。実物大の模型とは何か、を改めて考えせてくれます。

 ユキさんが、「ガルパンのCV33よりも強そう・・・」と呟いていましたが、実際に火力はこちらの方が上です。20ミリ弾が命中すれば、F6FヘルキャットもB29スーパーフォートレスもバラバラに砕け散ります。

 

 エリさんは「この戦闘機が、太平洋戦争末期に日本の空を護ったんですね・・・」と感慨深げに言ったのち、「海軍の戦闘機ということですと、航空母艦からも発艦出来たんですか?」と聞いてきました。
 いやこれは艦上機ではなく、局地戦闘機なので、空母での運用は想定されていない、と説明すると、「なんだかもったいないですね・・・。最強の戦闘機を発艦させて敵を完全に圧倒出来たなら、第一機動艦隊も哀しい負け戦続きにはならなかったのと違いますか?」と言いました。

 

 ユキさんが「真っ赤な日の丸のマークが分かりやすくて良い、これが日本の戦闘機だよ、と誇りに思えてしまうですよ」と話していました。まったく、その通りです。

 

 展示資料館の内部構造が戦時中のそれを忠実に模していますので、こういったアングルで見ていると、戦時中の格納庫内で待機中の紫電改、という雰囲気が濃厚に感じられてきます。

 

 この日は日差しが強く、風も強かったので、機体を外に出しての展示は中止されて、館内に停められたままでした。そして横風がさらに強くなったため、保全のために前後の扉を閉めるとのアナウンスが流れ、まず機体の前の扉がガラガラと閉められました。
 その様子をずっと見守っていたエリさんでした。

 

 そして、後面の扉もガラガラと閉められましたが、エリさんは微動だにせず、左手を腰脇に据えた姿勢のまま、ずっと紫電改を見つめていました。彼女なりに、色々と思うところがあったのでしょう。

 

 かくして前後の扉が全て閉められましたが、全面がガラス戸ですので、中の紫電改を見ることは出来ます。

 

 展示資料館の北側には、かつての滑走路の北側の広い空間がそのまま残されていました。戦時中はここに戦闘機が並べてあったそうです。いわゆる駐機スペース跡のようです。

 

 展示資料館にてボランティアガイドの方から、南に戦時中のコンクリート防空壕が残っています、と教えられていたので、帰りに立ち寄りました。民家の庭先に、上図の細長いカマボコ形のコンクリート製施設が残されていました。

 

 奈良に住んでいた頃、天理市にあった海軍奈良航空隊の柳本飛行場跡を調べて何度か遺跡見学に出かけたことがあり、似たようなコンクリート防空壕や飛行機を収容する掩体壕の遺跡を見ました。そちらは防空壕の中にも自由に入れたりしましたが、こちらの遺跡は中に入れませんでした。

 

 なので、外回りを見るだけにとどめましたが、二人のモケジョさんは、戦争遺跡の施設を見るのが初めてでしたから、興味深そうにあちこち見て、触って、スマホで撮影したりしていました。
 この種のコンクリート防空壕は、上に土をかぶせるのが普通でしたから、外からは小さな丘もしくは古墳のように見え、上空の敵機には発見されにくかったようです、と説明しておきました。

 

 

 御覧のように、このコンクリート防空壕の内部見学は、事前予約制となっています。ボランティアガイドの同行が条件となっており、一人では入れません。二名以上での予約が必須となっています。

 この遺跡をはじめ、ここ旧海軍鶉野飛行場跡には、他にも関連の遺跡、防空壕跡、対空機銃座跡などが残っていますが、大半が神戸大学関連の敷地内および民有地にあり、一般の見学は禁じられています。
 そのため、定期的に地元加西市での歴史見学ウォークなどのイベントが行われており、それに参加すれば、ほとんどの遺跡を見学出来るようになっています。
 加西市の公式サイト内の紹介ページはこちら。ガイドブックのダウンロード閲覧も出来ます。

 そのガイドブックをダウンロードしてプリントアウトしたものをユキさんが持参していました。なので、旧海軍鶉野飛行場跡関連の遺跡、防空壕跡、対空機銃座跡などの概要が全て分かりました。帰りの車内で、エリさんがそれを借りて熱心に読んでいました。  (続く)

 

知波単学園の福田が乗ってきた車

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 昨日、模型サークルのガルパンプラモ仲間のI氏から問い合わせの電話をいただきました。
「今月のモデグラに福田の車が載ってんですけど、星野さん、記事どう思います?」
「どう思います?って、どういうこと?間違いがあるかどうか、ってこと?」
「僕が読んでる限りでは、なんとなくそんな感じなんで・・・」
「・・・・・?」

 

 問題の記事はこれです。私も今回読み返してみて、あれっ、と思いました。記事では適応キットとしてファインモールドの製品を紹介しています。
 私は、この福田の車つまり九五式小型乗用車に関してはピットロードの製品一択でありますが、その理由は、劇中車のように幌を展開した状態に作れるのはピットロード製品のみであるからです。

 その事をI氏に伝えると、「やっぱりそうでしょう、この記事でファインモールドを買っちゃうと、この福田車みたいに幌を展開する姿に作れないんですよね。これ、落とし穴ですねえ」と返してきました。

 

 I氏の質問はもう一つありました。
「記事では知波単学園の校章が見える、って書いてあるんですが、これ僕は全然分かんないですよ。ボンネットにもドアにも幌にも校章なんて見えないし」
「前部のラジエターの星章のところについてますよ・・・」
「えっ、ええっ、ああ・・・、そういえばこれがそうなんですか、星野さん流石に分かってるんですねえ」
「このモデグラの画像だと小さいのでちょっと分からんですね。自分は、上映中の大きな画面で見てて、気付きましたけどね」
「なるほど・・・」
「でもこのサイズの知波単デカールはありませんから、自作するしかないですね・・・」
「・・・・・」

 

 モデグラの記事で紹介されているファインモールドのキットです。アマゾンでの案内記事はこちら
 先に述べたように、幌は収納状態のパーツのみですので、劇中の福田車を再現するには幌の展開状態のパーツを自作するか、他から転用する必要があります。

 

 私自身は、上図のピットロードの製品一択です。周囲にもこのキットを勧めておりますが、劇中車を再現出来るのはこの品だけだからです。
 アマゾンでの案内記事はこちら

 しかし、福田も車の免許持ってるんですね。ということは、戦車も操縦出来るのかな・・・?

 

飛行場跡の1/1スケール飛行機模型を見てのモケジョさんの感想

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 旧海軍鶉野飛行場跡の1/1スケールの飛行機模型は、私自身はもちろん、エリさんにもユキさんにも相当のインパクトを与えたようでした。京都までの帰りの車内での話題は、ずっと1/1スケール模型のことばかりになりました。
 エリさんは、1/1スケールの飛行機模型としては他にも瑞雲や烈風があることを知っていましたが、それぞれがどのような飛行機であるかは知らないようでした。それで私がだいたいの概要を説明しました。今回見た紫電改に関しては、愛媛県に海から引き揚げた実機があることを話すと、ユキさんが「そういう本物の飛行機の展示は他にもあるんですか?」と訊ねました。
 それで、思いつくままに列挙すると、エリさんが、「日本の兵器の展示って、飛行機はけっこう多いんですね」と感心していました。

 

 戦車に比べれば、飛行機に関しては日本は既に戦時中に一流レベルの機体を送り出していた実績があります。連合軍の飛行機と互角に戦い、時には圧倒していた機体も少なくありません。零戦が太平洋戦争の前半において最強であったことは、もはや神話みたいになってます。
 紫電改は、その零戦よりも性能が上で、戦後に米軍がテストしたところによれば、米軍のどの戦闘機も紫電改に歯が立たなかったそうです。

「そんなにスゴイ戦闘機だったんですか、紫電改・・・」
 半ば呆れたように呟いていたユキさんの横から、エリさんが聞きました。
「そんな日本軍がどうして強い戦車を作れなかったんでしょうか・・・」
「まあ、要因は色々ありますが、根本的には戦車をどう使うかの用兵思想の差がひびいた、という感じですかね・・・。ヨーロッパ諸国みたいに、周囲の国が戦車を持ってるので自国でも戦車を作ろう、という流れで戦車戦を想定したという経緯が日本にはありませんでしたから・・・。日本陸軍は歩兵主体の編成なので、戦車も歩兵を支援するための兵器、という概念がずっとありましたし、ノモンハンでソ連の戦車部隊と戦った経験すら有効に生かしていなかったみたいですし・・・」
「やっぱり、日本の戦車ってのは、ガルパンでもそうなってますけど、基本的に弱かったんですね。火力が無いとか、装甲が薄いとか、戦術が突撃一辺倒とか・・・」
「いや、そんなにひどくは無かったと思いますよ。きちんと作戦練って兵力を準備して、敵を圧倒した事例は幾らでもありますよ・・・、ただ、ドイツやソ連の機甲部隊と同列に考えたら比較にならない、というだけの話です」
「でも、飛行機に比べたら、いま国内に現存している数も戦車は2輌しかないじゃないですか。今度ボービントンから里帰りさせるっていうのも加えて3輌しかないじゃないてすか。飛行機はあちこちに沢山残されてるんですよね。戦車に関しては、あんまり世間一般の関心が無かったというか、薄いというか・・・、そんな印象を受けるんですけど」
 エリさんのその見解は、ある意味正しい、と思いましたので大きく頷いておきました。

 

 するとユキさんが言いました。
「世間の関心が無かったとか、薄いとかいうのんは、認知不足もあるんと違いますか?日本軍に大した戦車が無かった、という思い込みだってあるかもしれませんし。ガルパンの知波単学園が無かったら、日本の戦車もここまで注目されてたかどうか、知られるようになったかどうか・・・」
「それは言えますな」
「でしょう?今日のさっきの紫電改の模型ですが、本物じゃなくて模型なのに、あんなに迫力あって説得力充分じゃないですか。暑いのに大勢見学に来てましたよね。けっこう人気あるんですよね。観光の目玉みたいにはなってますよね。戦闘機を知らない人にも、これが戦闘機かと分かって貰える。戦争中の歴史に目を向けて理解してもらうのに、模型でも役に立つんやったら、これからの戦争関連の展示は1/1スケールの模型にしたら、費用も維持費も本物よりはかからないのと違います?」
「そうですな・・・」
「だから、戦車も無理して本物を海外から持ってくるんじゃなくて、1/1の模型で精巧に再現して展示したらええんやないかと思うんです。靖国神社遊就館とか、若獅子神社みたいな、ちょっと身構えないといけないみたいな場所じゃなくて、もうちょっと楽にみんなが行ける場所というか、そういう場所に展示したらええんですよ、きっと」

 ユキさんの意見に思いついたように、エリさんが続けました。
「そういえば、1/1スケールの戦車の模型って、モドキかもしれませんけど大洗にいっぱいあるじゃないですか。レプリカみたいなのでも充分に存在感があって人気あるじゃないですか。ガルパンの人気が前提ではあるんですけど、街中に戦車があっても当たり前、っていうあの雰囲気は、けっこうスゴイと思うんです。他でああいうことやったら絶対クレーム来ますよね・・・・」
「でも、それ、戦争中の戦車だという意識があるからでしょ。アニメのガルパンの戦車という切り口で展示したら、大洗でなくても、どこでもいけそうやな・・・」
「いけるんやったら、間違いなく観光の目玉になるんで、今回の紫電改みたいに1/1スケールで精巧に作ってさ、展示とかやったら当たりそうな気はする」
「あと、いま現存してない戦車も模型だったら作れるよね。プラモデル出てる戦車は1/1スケールでも作れる筈でしょ、浜名湖に沈んでる戦車だったっけ、ファインモールドさんが無理して引き揚げようとして、お金がかかって断念するぐらいなら、1/1スケールの模型で作ったほうが早くてお金もかからないと思う。模型のメーカーなんだから、1/1スケールだって作れるんじゃない?」
「作れるはずだよ。ホラ、秋葉原に1/1のあんこうチームⅣ号戦車が来てたやんか。確か、外国で作って持ってきたんでしょ。ああいうの、簡単に作れちゃう時代になってるんやで」
「そんなら、日本の戦車の変遷を1/1で再現してほしいなあ。プラモデル出してるファインモールドさんに資料や図面があるはずなら、それで1/1スケールの戦車で日本の戦車全部揃えて、戦車ミュージアムとかやったらええんじゃない?これ、絶対ウケるよ。だって、呉の戦艦大和のミュージアムとかものすごい人気観光地じゃない。京都の鉄道博物館やかて、一般の人も外国人も大勢行ってるやん。ああいう博物館みたいな形で戦車のカテゴリーで展示品は全部模型、その製作は全国のモデラーさんに参加してもらう、ってのはええかも」
「それええなあ、実際に作るとなったらさ、あたしたちも絶対参加したいよね」
「要するに、ファインモールドさんが1/1スケールのプラモデルを1個限定で出すわけだ。一人じゃ作れへんから、みんなで協力しあって楽しみながら組み立てて、塗装するんやね。めちゃくちゃ楽しそう。そうだ、これイベントにすりゃええんじゃん。全国のモデラーが集まったら、交流も盛り上がるし、みんなで1/1の戦車の模型作るってのは思い出になるし。そういうのを定期的にイベントでやって、一年に1輌ずつ作っていけば、10年ぐらいで博物館クラスの展示になってくるよ」
「ファインモールドさん、やってくれないかなー」

 そう言ってアハハハと笑い合うモケジョさん2人の話を聞きつつ、私自身も「それいいアイデアだなあ」と思いました。模型であっても1/1スケールであれば、飛行機でも戦車でも、大きな存在感と説得力とアピール性を帯びてきます。今回見た紫電改の模型が、そのことを改めて考えさせてくれましたが、同時に、模型と言うジャンルの新たな可能性というか、方向の一つを示唆しているようにも感じられました。

 大洗のガルパン戦車レプリカの例でも分かるように、第二次大戦中の戦車の1/1スケール品というのは日本では大変に珍しいので、注目されますし、観光資源の一つになり得ます。ガルパン人気にあやかって、アニメに登場している各校チームの戦車の1/1模型を、各校の地元の県に展示する、というのも悪くなさそうです。それによって戦車の認知度も高まるでしょうし、各地に保存されている蒸気機関車のような存在になっていけば、しめたものかもしれません。

 今回訪れた鶉野飛行場跡というのは、アクセス的にはちょっと手間取る場所にありますが、そこに1/1の紫電改があるというだけで、全国から見学客が訪れています。地元加西市も、その効果をよく分かっていて、大々的に戦跡ミュージアムの整備に向けて動いているようです。
 なので、1/1の各種の日本軍戦車が並んで展示されていれば、それはもうボービントンやクビンカのミニ日本版になりますから、世界中から観光客が訪れるかもしれません。模型で作ることにより、日本の模型技術のアピールも兼ねることになります。何よりも、日本の戦車を日本で見られる、という点に大変大きな意義があるだろう、と思います。

 なので、モケジョさんたちは冗談半分で「ファインモールドさん、やってくれないかなー」と笑っていましたが、冗談でなく、日本の歴史観光と歴史教育振興の面もあわせて真剣に検討していただけないか、と思います。

 

コアラの森学園チームの鴨乃橋

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 岡山のガルパンプラモ仲間のIさんによると、モデルグラフィックスの2019年9月号のガルパン最終章第2話特集記事には、もう一つおかしな内容があるそうです。 

 

 コアラの森学園チームのキャラクター、鴨之橋は、モデルグラフィックスの記事においては「副隊長」と紹介されています。これが間違いであることは、Iさんに指摘されるまで私も気付きませんでした。迂闊でした。

 

 ガルパン公式サイトのキャラクター紹介においては、御覧のとおり「砲手」となっています。これが正しいです。
 そういえば、劇中では鴨之橋が蕨に向かって「蕨副隊長」と呼びかけるシーンがありました。鴨之橋が副隊長なら、そんな呼び方にはならないでしょう。

 

 ですが、モデルグラフイックスの記事では、副隊長が二人居るという前提に立って、御覧のように独自の解釈を述べています。記事執筆の段階で、公式の基本情報がまだ得られていなかったのかもしれませんが、完全に断定してしまっているので、勇み足だったことは確かなようです。

 まあ、ガルパンの情報に関しては、キャラクターの名前などの基本的なことすら、公式自体が間違ったり混乱したりしていますから、モデルグラフイックスが間違えていても不思議はないのですが・・・。

 いちファンとしましては、だからこそ、なるべく正確な情報が知りたいな、正しい知識を揃えておきたいな、と切に思います。でないと、拙ブログの内容も間違いだらけになってしまいます・・・。

 

夏の豊郷に行きました  その一

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 去る8月9日、京都の新住所に関連する諸手続きを区役所などで済ませ、荷物の整理や家具の買い入れを行なった後、昼から豊郷に行きました。
 豊郷へは、兵庫の旧住所からですと約220キロ、車で二時間半ほどかかりましたが、京都の新住所からは約70キロ、一時間もかかりません。ぐっと近くなりました。

 

 この日も暑かったせいか、見学者はほとんど居ませんでした。

 

 夏の静かな学校敷地内を歩きました。

 

 今回は酬徳記念館に用事がありましたが、折角久しぶりに来たので、旧校舎のほうものぞいてみることにしました。

 

 毎度おなじみの「部室」です。独占貸し切り状態でした。

 

 ケロも新たに寄贈されて、今度は階段上では無くて「部室」内に置かれていました。

 

 黒板は、毎度のことながら巡礼者の寄せ書きで埋め尽くされています。

 

 以前よりもスッキリした雰囲気です。上履きや色紙などのけいおん関連品が片づけられていました。

 

 オルガン周りもスッキリしていました。

 

 おなじみのHTTのテーブルです。これはずっと変わりません。

 

 ですが、ケーキ類の模型が真新しいものになっていました。以前のが汚れていたので、新品に交換したのでしょうか。

 

 準備室においても、けいおん関連のイラストや色紙類は片づけられていました。このほうが登録文化財建築の公開状況のあるべき姿だと思います。

 

 食器類は、そのまま並べてあるようですが、あちこち変えたのか、なにか雑然とした感じでした。

 

 向かいのシンクです。

 

 シンクの横のコスプレ衣装類です。これらはまだ残されていました。

 

 「唱歌室」です。

 

 ステージの袖室にギターが幾つか見えました。

 

 これは、まちがいなくHTTの3人の・・・・。

 

 「唱歌室」を出て、屋上への扉の窓の外を見ながら心の中で「わあああーっ」と叫んだりしました。けいおんの名シーンがリアルに思い出されました。

 

 けいおん「部室」の雰囲気を充分に楽しんだので、階段を降りました。  (続く)

 

「ガールズ&パンツァー リボンの武者」戦車プラモデルのシリーズ化は?

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 去る8月7日に発売された、ファインモールド発の製品、「ガールズ&パンツァー リボンの武者」 九四式軽装甲車 鬼チーム スーパー改&無人砲塔仕様 (2台セット)です。
 これの実物を初めて見たのは、以前の記事に書いた通り、模型サークル仲間のT氏の二条の自宅での夕食会においてでした。

 その際に、モケジョのマユコさんが、「これで「リボンの武者」の戦車のプラモデルも2個目になったんですね。これ、シリーズ化されるんですかね?」と期待に満ちた目で周囲に問いかけました。
 ミカさんは「ファインモールドさん、そこまでやるかなあ?最終章の2話の上映の時だってさ、それに合わせてチハの公式キット積極的に売りこんだらいいのにさ、やんないんだよね。なんか消極的で後ろ向きなイメージあるんだよね」と小声で返していました。
 レイコさんは無言のまま、頷きだけを小さく示して、ナイフとフォークを動かし続けて食事に専念していました。

 その3人の様子をしばらく興味深そうに眺めていたT氏でしたが、私に「なあ、シリーズ化ってのはメーカーさんからすると冒険に近いもんがあるらしいよな?」と聞いてきました。
 それはそうや、売れるかどうか分からんからな、と適当に応じた私に、「仮にやな、もし星野さんがファインモールドの開発担当だったんなら、どうする?予算も権限もふんだんにある、という前提でやな」

 私は即答しました。
「そういう場合は、7製品のシリーズ化でまとめる。既存のムカデチームテケ、鬼チームの2輌セット、で2製品は出たから、あと5輌をキット化する」
 モケジョさん3人は、驚いて私を見、その5輌って何、何ですか、と異口同音に訊ねました。それより一瞬早くT氏が「え?たった5輌?」と問い返しました。
「5輌・・・って、少なすぎるんじゃ?リボンの武者にはもっと沢山の戦車が出てたぞ・・・」
「必要最低限だ。これ以上は意味が無い。他メーカーから適応キットが出てるからな」
「なに、すると5輌ってのは、現在キットが出てない戦車なわけか」
「そのうちの4輌はね。あと1輌は既にファインモールドの製品にあるので転用する」
「ふーむ?」

 そこで私はT氏に、彼のパソコン画面に拙ブログの過去記事の一つを表示して貰いました。それに綴っている、「リボンの武者」に登場する戦車のリストを、皆に見て貰いました。下に再掲します。

 アンツィオ高校---CV33、CV35
 大洗女子学園(アヒルさんチーム)---八九式中戦車甲型
 ケバブハイスクール---ルノーR35
 グレゴール高校---38(t)戦車
 黒森峰女学園(シュバルツバルト戦闘団、ニーベルンゲン)---Ⅱ号戦車F型
 サンダース大付属高校(フライングタンカース)---M22ローカスト、M1戦闘車
 聖グロリアーナ女学院(チンディット、ガイ・フォークス)---A17テトラーク、ハリーホプキンス軽戦車
 竪琴高校---九五式軽戦車
 知波単学園---九五式軽戦車
 西呉王子グローナ学園---A17テトラーク
 ビゲン高校---Strv.m39軽戦車
 BC自由学園(第五共和制小隊)---ルノーR35、ルノーAMR35、M22ローカスト
 プラウダ高校(カチューシャ義勇軍、礼儀正しい少女たち)---T-70
 ボンプル高校---7TP単砲塔型、TKS
 マジノ女学院---ルノーFT-17
 メイプル高校---軽戦車Mk.Ⅳ

 このうち、既にファインモールドの製品にあるのが青字の九五式軽戦車です。この知波単学園バージョンは既にアニメ本編の公式キットで出ているので、「リボンの武者」シリーズの第3弾として竪琴高校バージョンで出す、ということになります。
 続いて、残る4輌を赤字で示しました。現在キットが出てない戦車ばかりです。今後も出ないだろうと思われます。私ならば、これを新規開発で初のキット化を進め、「リボンの武者」公式キットシリーズのオンリーワン化を図ります。

 これらをまとめますと、シリーズ7製品は下記のようになります。

 1 楯無高校ムカデさんチーム テケ
 2 鬼チーム 2輌セット
 3 竪琴高校 九五式軽戦車
 4 サンダース大付属高校 M1戦闘車
 5 聖グロリアーナ女学院 ハリーホプキンス軽戦車
 6 ビゲン高校 Strv.m39軽戦車
 7 BC自由学園 ルノーAMR35

 以上の案は、皆も大いに賛成していました。確かに必要最低限で新規開発するんならこれしかないかな、という意見で一致しました。特にモケジョさんたちは「これ、楽しそうですよ?小っちゃくてカワイイ戦車ばかりでしょ、女性向けの新しいニーズが開拓出来るんちゃう?」と盛り上がっていました。

 ですが、これはあくまでも期待を込めた案でしかありません。現実には大変難しいだろうと思います。でも実際に、売れるとも思えない日本戦車のオイやチリを製品化してきた実績のあるファインモールドさんなら、無理すれば可能なのではないか、というふうにモケジョさんたちは話していました。
 どうでしょうかね、このシリーズ化案は・・・。

 


夏の豊郷に行きました  その二

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 旧校舎2階の廊下です。

 

 講堂へ向かいました。

 

 が、地元の子供たちの催しか何かで貸し切りになっていました。中から音楽がずっと聞こえていたので、演奏会か何かだったのでしょう。

 

 外に出ました。この辺りで、ねんどろいどの撮影をやったことを思い出しました。太陽光の角度を考えますと、逆光にならずにミニフィギュア撮影が楽しめる場所は、ここぐらいでしょう。

 

 今回の目的であった、酬徳記念館に向かいました。

 

 入って正面の机には、以前は無かった観光案内類が並べてありました。

 

 観光案内所の方々に挨拶し、近況と今後の計画とを話し合い、10月以降に予定している作業についても打ち合わせました。
 上図は、そのコーナーにて販売している巻き寿司や「トンちゃんパン」です。お昼の弁当、またはおやつに良いと思います。

 

 他にも、地元の特産品などを幾つか販売しています。

 

 こちらは地元豊郷の観光グッズ類です。

 

 こちらも同じですが、アニメ系の品があるようです。

 

 こちらは、豊郷駅前のルーチェ・カルマさんの委託販売コーナーです。商品群の雰囲気が他と全然違いますので、遠目にもそれと察しられます。

 

 ルーチェ・カルマさんのディスプレイは健在です。その横にはカルバンの西住みほ役でも知られる渕上舞さんの直筆サインが飾られています。

 

 最近に設置された、けいおんコーナーの案内文です。去年の整理作業の際に、簡単な案内というか見学者導入用の説明文を設けてほしい、と私自身がK氏に提案したのが実現されたようです。
 ただ、書いてある内容の一部は、いずれ訂正が必要になるでしょう。

 

 けいおんコーナーの一階部分左側です。

 

 以前は販売コーナー近くにあった音響関連品が、こちらに移されていました。

 

 けいおんの各ビジュアルイラスト群です。最初はまちまちだった額も、枠の色を統一して全体の調和が図られています。家具屋さんであったK氏のメンテナンスによるものです。

 

 下の棚には各種の模型類がおさめられています。

 

 最下段にはけいおんの数多いタペストリーや布製品がきちんとたたまれて並べてありました。

 

 壁面を飾るイラスト群は、劇中の有名なあのエンディングのデザインでまとめられ、そして額縁も意匠が統一されています。このあたりはさすがのK氏の仕事です。

 

 けいおん連載のきらら各号が全て揃っているようです。いつみても圧巻です。この種の刊行物は散逸しやすいので、このように全巻揃えるだけでなく、関連のものもなるべく網羅されている状況はなかなかありません。この一画だけをみても、このけいおんコーナーの充実度がうかがえます。  (続く)

 

 

「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」第9話

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 去る8月15日にコミックウォーカーで第9話が公開されました、コミック「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」です。

 

 今回のキャラクター紹介は、なんと五十嵐先輩ではありませんか。個人的にずっと気になっていたキャラクターでしたので、大変に嬉しいことです。名前が瑞希であるのも良いです。帝国海軍風に言うと「瑞鶴こそ希望」ってな感じ?(アホかお前は)

 彼女の搭乗車が38(t)戦車であることは知られていましたが、今回初めてE型であることが判明しました。これまでE型かなと推定していましたが、正しかったようです。
 これで、以前に制作した作中車も、E型仕様に仕上げて良かったわけです。

 

 さて試合のほうですが、殿を務めて相手に一撃を見舞ったのもつかの間、小檜山野咲のⅢ号戦車は路肩の崩落によって崖下にずり落ち、相手の砲弾が履帯に命中して行動の自由も奪われました。

 相手サンダース大付属高校チームのケイ隊長が、小檜山らの健闘を称えつつも、無茶は禁物ね、と自らに言い聞かせるかのように呟いています。
 ここで気になるのが、小檜山らのⅢ号戦車のどこにも白旗が挙がっていない点です。履帯をやられて動けなくなったものの、戦闘能力はまだ失われていないのかもしれません。そうであれば、その無傷の旋回砲塔は、上の相手の車列に照準を合わせ得ることになります。

 ですが、場面はまたしても回想シーンに移り、五十嵐先輩とのやり取りが描かれます。よき先輩が教え示してくれた事柄のなかに、小檜山野咲は一縷の希望を見出してゆくのでしょうか・・・。
 果たして次回は如何に。大変に楽しみです。

 

夏の豊郷に行きました  その三

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 酬徳記念館けいおんコーナーの一階空間の中心に並ぶギター類。

 

 ドラム。

 

 キーボード。

 衣装類やヘルメット。いずれもけいおん関連の品です。

 

 こちらにもケロがいます。

 

 綺麗に整理されて並ぶ各種のけいおんグッズ群。

 

 壁面空間も有効に使って、かつては倉庫に眠っていた公式クリアポスター類が額装展示されています。

 

 整然と並ぶグッズ群が、そのままアニメの人気と浸透度を物語っています。

 

 額装の展示品は、豊郷関連の写真と公式ビジュアルとに大別されます。

 

 昨年の整理作業の際に、大量に出てきた公式のポスター類も、額装されて再び表に出ています。

 

 秋山澪のラジカセも、いまでは貴重品です。いずれケースに入れて保護すべきでしょう。

 

 新たに追加された書棚にも、数多くの関連刊行物が整理され収納されています。これらは自由に手にとって見ることが出来ます。

 

 このあたりはスペースを仮に使っている段階のようです。

 

 K氏が最も力を入れたという小物類の展示です。倉庫に眠っていた寄贈品も多かったのですが、完全収集展示にこだわるK氏は、自費をふんだんに投じて不足分を補完しています。

 

 ストラップ類は、ほとんどK氏の私費購入分になるようです。

 

 なかなか揃わないレア品の「けいおんぶ」までしっかり揃えてあります。ちょっとやり過ぎですね。

 

 この辺りはもともと倉庫の非展示品にあったものがメインのようです。

 

 このあたりは見た事がない品が多いです。これらもK氏の私費購入分になるようです。

 

 どんだけ私費をつぎこんだんだろう、と心配になるほどの種類と数です。

 

 中央の掛け棚の寄せ書きやカード類も大幅に整理されてスッキリしていました。八割ぐらいは撤去して仕舞ったのでしょう。  (続く)

 

ワッフル学院チームは手強かった?

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 周知のように、最終章第2話の、第2回戦における聖グロリアーナ女学院とワッフル学院との対戦は、前者の勝利に終わっています。
 ですが、上掲のシーンをみる限り、アルンヘム鉄橋を思わせる橋の上での激戦の末に、辛うじて勝ったという感じです。直後のオレンジペコがダージリンに声をかけられるまで緊迫した表情であったのも、それを裏付けていると思います。

 

 なにしろ、聖グロリアーナ女学院チームにしては、珍しく相当の損害を出しています。劇中シーンから判明するだけでも、マチルダⅡが1輌、クルセイダーが2輌やられています。しかも、いずれも横転またはひっくり返るという、ダメージの大きさです。
 どんな砲撃を受けたらこうなるのでしょうか。画面には出ていない、ワッフル学院側の強力な戦車が存在するのでしょうか。

 

 ここまでの出血を前提としての辛勝だったのであれば、橋の上という地形的制約はあるにせよ、相手のワッフル学院チームは、軽戦車主体の陣容でありながらも相当手強かったのでしょう。いかにしてダージリンの作戦の前に立ちはだかり、いかにして聖グロリアーナ女学院チームの兵力を減らしていったのかに、興味を覚えます。

 この試合の詳細を知りたいところですが、これはおそらく、テレビシリーズの全国大会の記事のように、月刊戦車道の続刊にて特集記事が組まれるものと予想されます。 当然、プラモデルで劇中車を作ってみたくもなりますが、残念ながらどこのメーカーからもキットが出ていません。

 

夏の豊郷に行きました  その四

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 酬徳記念館けいおんコーナー一階部分のメイン展示である、ミニフィギュア群の陳列です。

 

 昨年に私たちが整理した状態のまま、アクリル保護板でカバーされています。

 

 整理を行った私自身すら、見ていて楽しい陳列です。

 

 最下段には他アニメのフィギュアが並びますが、これらも豊郷に関連するキャラクターであるそうです。

 

 こちらの下段の陳列も同様でした。

 

 当方が改造再現しこの11月まで寄託している、わかばガールズの5体です。最近、海外のファンによってインスタグラムに挙げられているらしく、これを見て感動したという、熱狂的ファンだというイギリスの貿易商の方より、1体10万ドル、5体で50万ドルで売って貰えないかとの連絡をいただきました。

 50万ドルは1ドル100円換算で5000万円です。けいおんフィギュアに付けられた交渉金額としては最高でしょう。私自身、提示金額に茫然となりました。ヒトケタ間違ってるのでは、と首を傾げました。
 ですが、先方の言い分はこうでした。

 1 日本国産のけいおんフィギュア市販品には存在しないオリジナル改造品である。希少価値がある。
 2 さらに、「わかばガールズ」のミニフィギュアとしては世界唯一の品である。希少価値が高まる。
 3 作者の手元に置かず、けいおんの聖地である豊郷小学校に展示されている。大変に意義が大きい付加価値がある。
 4 作者のブログに製作過程が詳細に述べられる。これが作品の価値を大きく高める。来歴情報を伴う品は保証書付きの宝石と同じ。
 1から4までの理由により、計5体50万ドルを提示したが、少なすぎて失礼かもしれない。欧州古陶の精巧人形製品なら1体50万ドルは出すが、わかばガールズの5体はプラスチック製で古くはない。

 いずれも説得力があります。さすがにヨーロッパの収集家というのは買収金額もダイナミックだな、とにかくケチで下手すればタダで得ようとする日本人とは違う、と感心しました。相手のネームをこっそり調べましたところ、貿易での年商は約8000万ドル、イギリスでは有数の大富豪であることも分かりました。
 それが大の日本アニメファンで、特にけいおんのオタクであるようなので、世の中面白いものです。よく私の目立たないねんどろいど改造品を見つけたなあ、インスタグラム、ネットの力と言うものは凄いなあ、と感心しました。

 とりあえず、先方と何度かメールでやり取りしまして、現時点では保留としています。ですが、私がすぐに返事をしなかったために、交渉金額が70万ドルに引き上げられました。慌てて取り下げてもらい、寄託品なので、最低でも11月までは待っていただきたい、考える時間を下さい、と返信しました。
 それで、寄託期限の11月に引き取った後に、どうするかを考えたいと思います。

 

 一階部分をとりあえず一巡しました。

 

 二階への導入説明も設けられて分かりやすくなっています。

 

 おなじみのキャラクター達の等身大パネルです。全員集合、と言いたいところですが、斉藤菫が居ません。

 

 ギター類もコーナーに並べてあります。

 

 一階に通じる螺旋階段の方を見ました。

 

 Mさんの寄贈品である椅子の独特のフォルムが、存在感を放っています。

 以前は倉庫に仕舞われていた公式タペストリー類も、活用されて壁面を飾ります。

 

 公式のコラボポスター群も額を統一して壁面に並べられています。

 

 ファンからの寄贈品になる公式の告知ポスター群も、定位置を得ました。

 

 これも初めて見るタペストリーです。倉庫の整理の際に見かけた記憶がありません。

 

 ファンからの寄贈色紙類は、このようにまとめられて集約展示されています。

 

 倉庫として使われている奥の部屋です。

 

 私たちの荷物です。寄託品のバッケージが大部分を占めます。多くは来たる11月までの返却作業により、所有者のもとへ戻される予定です。

 

 誰も居ない、静かな館内でした。  (続く)

 

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