
前回、アンツィオ高校チームの主力戦車P40を作りましたが、続いて支援車輌のほうも作ってみたくなりました。
アンツィオ戦OVAには幾つかの支援車輌が登場しており、ガルパン関連のガイド類に挙げられるものだけでも、SPA-TL37型ガントラクター、SPA-TM40型ガントラクター、ブレダM42型トラック、Dov.35型6輪トラック、SPA-CL39型トラック、SPA-AS42型偵察車、チンクチェント等がありますが、キット化されているものは上図の508CM型連絡車を含めて二件しかありません。いずれもイタレリの製品ですが、508CM型連絡車のキットはタミヤにOEM供給されてタミヤ・イタレリシリーズにて発売されており、入手も容易です。

アンツィオチームは、大洗女子学園チームを決勝戦にて応援すべく前夜から試合会場に駆けつけ、前祝いの宴会を楽しみますが、その際の移動手段が508CM型連絡車でありました。上図に見えるだけでも16輌あって、戦車よりも多く持っていそうな感じです。
この508CM型連絡車を、今回は作ってみたいと思います。

タミヤ・イタレリシリーズにて発売されているキットです。模型店の店頭でも割合に見かけますので、市場在庫にも余裕があって入手しやすいものと思われます。

中身はイタレリ製品のままです。タミヤからの追加パーツは兵士のフィギュアのみです。イタレリのパーツには歪みや反りもあまり見られず、点数も程良く抑えられていますので、製作も楽であるほうです。ガルパン仕様へのポイントも、ナンバープレートの有無ぐらいのものです。

左の製作ガイドはイタレリ製のものが入っています。デカールはイタレリ製とタミヤからの追加品の二種類があります。右はタミヤからの追加パーツの兵士フィギュアのガイドですが、ここでは不要です。

イタレリの製作ガイドは、最近の製品に見られるCGの図でまとめられています。パーツの形そのままの描写なので分かりやすい面もありますが、図によっては細部の接合位置などが捉えにくかったりしますので、パーツを仮組みしてチェックするのが良いでしょう。
ステップ1では、シャーシーを組み立てます。Aでシャーシに排気管を組み付け、Bで前輪部分を組み立てます。

関連するパーツを切り出しました。

組み立てました。細かいパーツばかりですが、合いは良くてスラスラと組み上がりました。

ステップ2では、エンジンやラジエーターなどを組み立ててシャーシーに接合します。

関連するパーツ群です。

こういう感じに組み上がりました。

シャーシーに取り付けました。

組み立てが終わりました。私の制作では、ボンネットハッチを固着する予定なので、エンジンは完成後には見えなくなります。作っても意味が無いのですが、折角なので組み付けてみました。第二次大戦中のイタリア車のエンジン部分がこんな感じであることを理解出来ただけでも幸いです。 (続く)