去る7月16日にコミックウォーカーで第8話が公開されました、コミック「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」です。
今回のキャラクター紹介は、主人公小檜山野咲の搭乗車にて砲手と装填手を務めている双子の一年生でした。パッと見て、どっちがどっちか分からないままでしたが、識別点はリボンの位置ですか・・・。
アニメのあんこうチームの武部沙織みたいな雰囲気がありますが、要はさおりんが二人居る、という感じかなと。
さて、今回は再び対サンダース戦の試合の続きになりました。模型的に興味深いのが、上掲のシーンです。それまで偵察や待ち伏せなどで別行動をとっていた6、8、9号車が本隊に合流してきましたが、その戦車は6、8号車が38(t)戦車A型であることが判明しました。チームの4輌の38(t)戦車の2輌がA型であるわけです。
そして、合流してきた3輌の最後の9号車が35(t)戦車であることが、上図からも確認出来ます。その合流後に小檜山野咲の3号車が回頭して殿の位置につくのでした。
隊列と殿の3号車の位置関係も、上図にて明確に描写されています。
これによって、以前の記事にて述べた、伯爵高校チームの陣容をさらに細かく確定出来ます。以下の通りです。
1号車 Ⅳ号戦車 毬奈・コンスタンティネスク隊長の搭乗車
2号車 Ⅲ号戦車N型 相手との最初の交戦で撃破される
3号車 Ⅲ号戦車N型 主人公小檜山野咲の搭乗車
4号車 Ⅲ号突撃砲G型 3号車と共に行動
5号車 38(t)戦車E型? ファイアフライに撃破される
6号車 38(t)戦車A型
7号車 38(t)戦車E型? 高台からの偵察を行っている 車長は五十嵐先輩
8号車 38(t)戦車A型
9号車 35(t)戦車
10号車 マレシャル駆逐戦車
これで、10輌の概要がだいたいおさえられたかな、と思います。10号車のマレシャル駆逐戦車以外は、適応キットが色々ありますので、プラモデルで再現して楽しむのも一興でしょう。
殿を志願した小檜山野咲以下の3号車、Ⅲ号戦車N型は、その時点での火力に関しては伯爵高校チームの数少ない持ち駒ですので、この対峙にて相手の攻勢を一手に引き受けるというのは、博打以外の何ものでもないと思います。
が、小檜山野咲には、魔女先輩たちに示唆された何らかの天性の才能があるようで、本人もそれを自信の源として大切に信じて守っているような節があります。そこから湧き出でる確信めいた何かが、この時の彼女を支配しているのでしょう。
そして、隊長の毬奈・コンスタンティネスクが、そのことを一番よく分かっているようなのが微笑ましいです。いい隊長ではないか、と感心してしまいます。
小檜山野咲の賭けが、いかなる結末を導き出すのか。次回が待ち遠しくてなりません。