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ヴァイキング水産高校チームの戦車

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 去る3月17日の大洗海楽フェスタ当日に、新たに告知されて公開された最終章第2話の新予告には、上図のように、雪原を進撃するヴァイキング水産高校チームの戦車部隊の勇姿もありました。あとは従来の対戦校チームの戦車ばかりでしたので、このシーンだけがとても印象的でした。
 と言うか、めちゃくちゃカッコイイではないか、と観た瞬間に心が舞いあがりまして、これはプラモ再現決定だな、と感じました。マリンタワー前から大洗第4埠頭のミニミニホビーショー会場へ移動した際に、モデルカステンのブースへ急いで、該当のデカールセットを買いました。
 その際に、図ったようにモケジョさん達からのリクエストメールか相次いで届いたので、更に必要分を追加購入しましたが、ヴァイキング水産高校チームの校章マークは、同じ試合でアンツィオ高校と対戦するボンプル高校の校章マークとセットになっているので、今後は買いが殺到して完売するのも時間の問題ではないかと思われます。

 さて、問題のヴァイキング水産高校チームの戦車部隊ですが、月刊戦車道などの従来の公式設定類の内容をあっさりとかわすような感じの陣容となりました。以前の予告で登場したノイバウファールツォイクは設定通りですが、今回出てきたⅢ号戦車はN型ではなくてJ型であるようです。
 これは、黒森峰女学園が全国大会決勝戦で使用した車輌と同じです。そうであるならば、これまでずっと保たれてきた「複数のチームが同一車輌を使わない」状況は、終わることになります。同時に、なぜⅢ号戦車N型で出さないのだろうかという疑問もわいてまいります。単なるコスト削減のための3Dデータ使い回し、なのでしょうか。それとも、N型をここで出したくない理由でもあるのでしょうか。
 ちなみに、コミック版にて伯爵高校チームがⅢ号戦車N型を使用しています。それとの絡みを想定するのは、考え過ぎでしょうね・・・。

 Ⅲ号戦車J型と共に進撃するのは、どうやらM24チャーフィーのようです。上図には2輌が出ています。劇場版にて大学選抜チームが使用していた車輌です。これもコスト削減のための3Dデータ使い回しなのかもしれませんが、意味は大きいです。
 従来の公式設定類の内容のままですと、他にはⅠ号戦車やⅡ号戦車しかありませんから、総合戦力的には弱体なままに終始します。それが一気にひっくり返された形ですが、史実では戦後にノルウェー軍がM24チャーフィーの供与を受けていますから、それが反映されているのかもしれません。

 ともあれ、こうなりますと、ヴァイキング水産高校チームもBC自由学園チームと同じように侮れない勢力となってきます。どうも最終章シリーズにおいては、新たに出るチームに関して戦力の向上または補強が図られるようで、今後も目が離せない展開となるのは間違いないようです。
 個人的には、アンツィオ高校と対戦する筈のボンプル高校に関しても、何らかのサプライズが用意されているのではないかな、と期待していますが・・・。例えば、クリスティー系の10TPとか・・・。

 

 というわけで、旅行の帰途に大阪に立ち寄った際に、模型店も回って、ヴァイキング水産高校チームの戦車の適応キットの検証を行い、とりあえず購入しました。

 上図はタミヤのⅢ号戦車のL型のキットです。劇中車はJ型で、プラッツ発の黒森峰女学園仕様の公式キットも販売されています。ですが、店頭での平均販売価格は6000円前後と高めです。これに対してタミヤのⅢ号戦車のキットは3000円ぐらいですので、ほぼ半額にあたります。
 そして、劇中車のJ型を、タミヤのL型のキットで再現するのは簡単です。L型はJ型の装甲強化型ですので、その追加装甲のパーツを外せば、J型の状態に戻せます。またL型で撤去されている砲塔左右のクラッペと跳弾板を復元し、後部のワイヤーを留め具だけにすれば、劇中車のJ型に限りなく近づきます。あとは公式資料図などを参照して細部を比較して最低限必要箇所の工作を行う、という流れになるでしょう。

 なので、私自身は、タミヤのⅢ号戦車のL型のキットを上記の手順で手直しして劇中車のJ型にする、という方法でゆくことにします。価格も安いし、たいていの模型店で買える品であるほか、通販でも手軽に確保出来るというメリットがあります。ただし、校章デカールはモデルカステンのセットか、自作が必要です。

 

 続いては、M24チャーフィーですが、これも私はタミヤの製品を購入しました。安くて入手も容易であるのは、かなり大きいですね。キット自体はイタレリの製品で、これをタミヤが販売しているものです。

 M24チャーフィーの1/35スケールキットは、イタレリの他にブロンコモデルやAFVクラブも出していますが、M24チャーフィー自体にバリエーション展開が無かった史実もあって、キットは似たり寄ったりの仕上がりになっています。
 なお、ガルパンの公式キットはまだ出ていません。劇場版の大学選抜チーム戦車4種のうち、M24チャーフィーだけがまだ公式キット化されていないのです。

 ヴァイキング水産高校チームの劇中車は、上掲シーンでは細部がわかりづらいのですが、おそらく3Dデータ使い回しのようで、つまりは劇場版の大学選抜チーム車輌と同じとみられます。それを前提として公式設定資料図を参考にすれば、車体の上半分はAFVクラブ、下半分はタミヤのキットの特徴が看取出来ます。
 なので、全体的にはタミヤの製品からの改造が手っ取り早いだろうと思います。ただ、タミヤ製品は細部のディティールを省く傾向がありますので、リベットや細かい金具の追加再現は必須となるでしょう。そこまでこだわらずにストレート組みで作っても、充分に雰囲気は味わえるキットだろうと思います。
 ただし、校章デカールはモデルカステンのセットか、自作が必要です。

 以上、ヴァイキング水産高校チームの戦車の適応キットの紹介でした。なお、フラッグ車のノイバウファールツォイクについては、以前の記事群に適応キットも紹介していますので、こちらこちらこちらを御覧下さい。

 


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