組み立てが完了して一週間余り経った、天気の良い日に塗装作業を行いました。まずは軽くサーフェイサーを吹き付けて表面処理のチェックをやり、問題が無かったのでもう一度薄く吹き付けました。
劇中車は、御覧の通りカラーページにも描かれていて車体の独特の迷彩が分かります。奇人のトウコ隊長の好みなのか、戦車においてはあまり見たことのないパープル系のカラーが使われています。
まずは、車体の本来のカラーを継続高校のグレーと判断し、ミスターカラーガルパン塗料の05番の「継続グレー」を使用し吹き付け塗装しました。
継続高校は、フィンランド軍ティストのチームなので、そのカラーは基本的にフィンランド軍の系統にまとまると思います。
劇中車の描写を再度見てみましょう。御覧のように二種類の迷彩カラーが使われています。一つ目はグレーグリーンで、砲塔天板を全て覆う他は、大まかなマダラ模様になっているようです。二つ目はパープル系の色で、これは斜めのストライプ状に見えますが、全体的に大まかです。
とりあえず、グレーグリーンに近似する52番のフィールドグレー2を使用して吹き付け塗装し、大まかなマダラ模様に仕上げました。砲塔天板は全て塗装しました。
続いてパープル系のカラーは、そのまま67番のパープルを使用して、劇中車の場面を参考にして塗装しました。
大雑把ですが、コミックのカラーページを見る限りでは、こんな感じにまとまります。キューポラのハッチにも斜めにパープルの帯を入れましたが、これは劇中車の描写に合わせたものです。
問題は、転輪の色が不明であることでした。御覧のようにコミックのカラーページにおいても黒っぽくなっていて、グレーなのか違う色なのかが分かりません。
なお、丸太を左右に装備しているのがこの場面でも分かります。そして砲塔左右と背面右隅に校章マークが付けられているのが分かります。
とりあえず、転輪類は基本的に継続クレーとし、中央の転輪のみを52番のフィールドグレー2にして変化を持たせました。タイヤ付き転輪のタイヤ部分はポスカの黒で塗り、丸太は43番のウッドブラウンで塗りました。履帯のベルト式パーツは28番の黒鋼色で塗りました。 （続く）