きのう9月6日、模型サークル仲間の数人に会ってエラヤの水没品セール購入品などを渡す用事があり、兵庫明石、京都久御山、滋賀栗東の三ヶ所でそれぞれの仲間と落ち合って、キットのパッケージやランナーパーツを渡しました。
本来なら宅配便を利用して送るのですが、他にも幾つかの不要キットの譲渡および売買の約束があり、また水没品キットの洗浄消毒に関して直接説明すべきこともあったので、会ってやり取りした方が良いと思い、総計16点のキットとランナーパーツおよびジャンクパーツ多数を車に積んで出かけました。
早朝に出発したので、午前中に三ヶ所とも回ることが出来ました。三ヶ所目の栗東市で会った先輩U氏は、折角だからとファミリーレストランでの昼食を奢ってくれました。模型談義を楽しみつつ、有り難くいただき、模型キットも渡して別れたのは、11時半頃のことでした。
予定ではそのまま帰途に着く積りでしたが、栗東インターチェンジ近くのホビーオフを見かけて立ち寄り、けいおん関連の中古フィギュアが数点あるのを見ているうちに、まだ時間もあるし、ちょっと豊郷まで行ってみるか、と思い立ちました。栗東から豊郷へは国道8号線を進めば一時間ちょっと、名神高速で行けば一時間もかかりません。
かくして、12時過ぎには、豊郷小学校に着きました。天気は良くありませんでしたが、今回はフィギュアの撮影が目的ではないので問題はありませんでした。
それよりも、前回8月11日の訪問時に気になっていたことがあり、そちらの現状が知りたくて、まっすぐ酬徳記念館に入りました。
気になっていた事、というのは、上図のような館内けいおん展示品の荒廃ぶりです。各所にあるフィギュアが破損したり、一部を欠いたりしています。
例えば、上図左の平沢憂の両手のフライパンと返しが欠損、右側の平沢唯のギターのヘッドが欠損、中野梓の脚元に田井中律ミニフィギュアの頭部が転がっている、といった状態でした。
なかでも荒廃ぶりが目立つのが上図の展示でした。保護ビニールが掛けられていないため、全ての展示品がいざとなれば触れる状態で、フィギュアの幾つかに破損や欠けが目立つのは勿論、書架の下の段に並べられていたフィギュア数体は台座を残して無くなっていました。
このような状況は、初めてここを訪れて展示の数々を見た頃には無かったので、最近の傾向なのかなと思いましたが、そうであれば誠に残念なことです。
私自身、カルバンファンになる前は、けいおんのテレビ放送をリアルで視聴して楽しんでいたファンの一人で、ミニフィギュアも集めていましたから、こうした荒廃ぶりは、見るにしのびないものがあります。もともと模型が趣味で、スケールフィギュアを見るのも好きですから、それらの破損というのは放置できない性質です。出来れば修理してあげたい、修理出来なくても何とかしたい、という気持ちが常にあります。
そういう気持ちは、ガルパンファン以来の仲間であるナガシマ氏にもあるようで、ここ数日はそれに関しての意見交換をネット上でやっていました。一度、修理清掃に行こうか、ということになり、具体的にどうやるかを相談しました。ナガシマ氏はツイッター仲間にも問い合わせたりして、参考意見を色々と得たようです。
私自身は、今回の訪問にて、館内にある教育委員会と観光案内所に挨拶し、展示品のメンテナンスに関して色々話を伺いました。基本的には、当局は展示品群にはタッチしない、ファン有志のボランティア的活動に全て任せている、というスタンスであるそうです。
それで、修理や清掃についても、一声かけてくれれば良い、ただ記録を取る必要がありますので、名前や住所等をお知らせいただきたい、ということでした。すぐに名刺を渡して、今後の修理清掃の予定などを述べ、またナガシマ氏が修理清掃に行くかもしれない旨も伝えておきました。
同時に、展示品の破損の原因とかをそれとなく聞いてみました。一般的には子供のイタズラ、と受け止められているようですが、それは実際には可能性の一部に過ぎない、ということが分かりました。
そういえば、かつて「部室」入口にあったケロが無くなってしまったのも、決して子供の仕業では有り得ませんね・・・。
いずれにせよ、思いついての立ち寄りでしたが、色々と収穫はありました。ナガシマ氏との意見交換を通して思うこともあったため、全ての展示品の写真を記録の意味で撮っておきました。これまでに何度も訪れていますが、全ての展示品にカメラを向ける機会は無かったな、と振り返った次第です。