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Channel: 気分はガルパン、ゆるキャン△
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けいおん!の聖地をゆく16 その10 ルーチェ・カルマにて

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 豊郷駅前の「ルーチェ・カルマ」さんは、もとはジュエリー関連のお店ですが、店主が熱心なけいおんファンであるとかで、いまでは完全にけいおんショップみたいになっています。店舗の内外にポスターやタペストリーが貼られ、グッズやフィギュアがたくさん展示され、グッズの一部が販売されていますが、販売品のメインがジュエリー関連である点は変わっていません。

 

 ウインドーの左側にあるムギの等身大パネルです。生誕イベントでの抽選配布品でしょうか。

 

 桜高新歓イベントのポスターです。知らない人が見たら公式のものかと思うぐらいに、出来が良いです。

 

 これはよく見たら「わかばガールズ」ですね。やっぱり斉藤菫はオーストリア人で金髪なんだ、と納得しました。

 

 玄関口にもけいおんの布ポスターが暖簾のようにかけてあり、けいおん巡礼者以外はちょっと入り辛いのではないか、という濃厚な雰囲気が発散されていました。けいおんファンは当たり前のように入ってゆきますが・・・。

 

 相変わらず、店内はどこもけいおん一色です。何のお店だったんですか、という疑問も吹き飛ばされてしまうような、濃い空間です。世界よ、これがけいおんだ、問答は無用、というような圧縮空気めいたものがビリビリと伝わってまいります。

 ガルパン大洗では、商店街のキャラパネル設置店が似たような状況になっていますが、いずれも空間が開放的なので、ガルパン臭とでもいうべきものがあまり感じられないのも特徴です。
 ところがここでは、店舗の内部が閉鎖的で照明も暗めになっているせいで、妖しい雰囲気も加わって、より濃厚なけいおん臭充満状態、という感じになっています。ある意味凄いと思います。

 ゆるキャン身延には、こういうお店は一軒もありませんので、それが聖地としての魅力を最大限に発揮し巡礼者を多く呼び寄せる流れには至っていません。こういうグッズだらけの楽しいお店があるかないかで、聖地巡礼の魅力に大きな差が出るのは、どのアニメにおいても同じでしょう。

 

 店内に飾られる多数の缶バッジ群の全てが、ファンの手作りによるものです。京都アニメーション発の公式品が一つも無いのは何となくうなずけます。京アニショップのみで展開していたガチャ缶バッジは、例えば3年2組クラスメイトの全員など、発売当時から既にレア物になって入手困難でしたから、豊郷での寄贈品にはなかなか加わらなかったのでしょう。

 今考えても、けいおんの公式缶バッジは、全部を揃えているファンが果たして何人居るんだろう、と疑問に思うほど、昔から希少性が高かったな、と思います。ガルパン大洗の公式缶バッジがいくらでも入手可能であるのとは対称的です。
 かくいう私も、かつてのけいおん放送時のブーム期に、奈良市のアニメイトの京アニ特設コーナーで公式のクリアポスターや下敷きを買った覚えがありますが、公式缶バッジは京都宇治木幡の京アニ直営ショップでしか売っていませんでしたから、殆ど買う機会がありませんでした。

 そういえば、ローソン展開の一番くじできゅんキャラシリーズを集めるのに熱中していた頃も、関連のお菓子やタイアップ商品は色々見かけましたが、缶バッジというのは無かったように思います。要するに、けいおんの公式缶バッジというのは、数あるアニメグッズの中でも超のつく希少品である、と思います。
 なので、どんなに熱心なファンでも、持っている人が少ないのか、豊郷の酬徳記念館の展示品にも公式缶バッジは揃っていません。一度、全部の実物を見てみたいなあ、と思ったりもします。

 本来の販売品である宝石や鉱石類が並べられているコーナーも、ところどころにけいおんフィギュアが置かれていて、もはや以前のお店の雰囲気をうかがい知ることすら難しくなっています。下手すると、けいおんがメインのショップが、ついでにジュエリー類も売っている、というように受け取られかねないです。

 

 どちらを向いてもけいおんです。全てがもう、けいおんです。ガルパンの戦車師団をくい止めて撃退するだけの迫力と蓄積がここには確かにあります。ここまでやるか、というような一線は、とうに超えてしまっているのです。

 

 いやー、こういうお店が駅前に位置しているというのは、巡礼者にとっては素晴らしいことです。豊郷小学校だけが人気スポットではないのです。いわゆる「登校路」ルートの起点と終点の両方に、聖地スポットがあるという構図ですが、そのへんはガルパン大洗と共通しています。大洗駅のインフォメーションコーナーと同じような立ち位置にあるのが、この「ルーチェ・カルマ」さんですね。

 

 ともあれ、今回も豊郷を満喫しました。帰りの電車の中では、心地よい満足感と疲労感とでボケーっとしているのみでした。

 以上で、「けいおん!の聖地をゆく16」の豊郷レポートを終わります。

 


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